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「ラオス・グリッドコード整備及び運用体制強化による電力品質向上プロジェクト」に係る
      オシログラフデータ記録装置の引き渡し式の開催

 引き渡し式

2024年8月6日、ラオス人民民主共和国における「グリッドコード整備及び運用体制強化による電力品質向上プロジェクト」(以下、本技術協力)向けに納入したオシログラフデータ記録装置の引き渡し式が開催されました。日本政府を代表して国際
協力機構・ラオス事務所の伊藤次長、ラオス政府を代表してラオス電力公社のシン副総裁が列席しました。(契約者を代表して、タカオカエンジニアリング社長の市川が列席しました。)

 

株式会社東光高岳(代表取締役社長:一ノ瀬貴士、本社:東京都江東区)の子会社であるタカオカエンジニアリング株式会社
(以下、TEC、代表取締役社長:市川昭彦、本社:東京都千代田区)は、2023年3月に東電設計株式会社(代表取締役社長:
窪泰浩、本社:東京都江東区)から本技術協力に係るオシログラフデータ記録装置を受注しました。

 

TECは、オシログラフデータ記録装置と周辺資機材を首都ビエンチャン市内の3変電所に供給し、据付工事及び運用研修まで実施しました。オシログラフデータ記録装置は、電気事故発生時の電流・電圧、遮断器等の関連機器の動作を自動記録する装置で
あり、事故原因と発生場所の究明を容易にすることから、事故箇所の特定及び復旧の迅速化に貢献します。また、事故データの蓄積により、事故が発生しにくい設備形成等、設備運用のレベルアップも期待できます。

 

本技術協力は、グリッドコードの整備、連系系統の適切な計画・運用、及び運用体制の強化を行うことにより、エネルギー・
鉱業省及びラオス電力公社の系統計画・運用能力の強化を図り、自律的な広域連系システムの実現に寄与するもので、東京電力パワーグリッド株式会社、東京電力ホールディングス株式会社、東電設計株式会社、日本工営エナジーソリューションズ株式
会社の共同企業体が、国際協力機構の委託を受けて実施中です。

 

TECは、これまでに培った技術力と総合力を結集し、新興国の生活基盤の整備と経済発展に貢献する努力を続けて参ります。



ラオス引き渡し式①.jpg

引き渡し式(写真提供:ラオス電力公社)
 前列左から伊藤教之氏(国際協力機構・ラオス事務所)、
 Soulivanh THAMMAVONG電力システム計画・管理局長(ラオス電力公社)、
 餘語正晴氏(東京電力パワーグリッド株式会社)、
 後列左から3人目 Sine INTHAVONG副総裁(ラオス電力公社)、
 同5人目 市川昭彦(TEC代表取締役社長)

ラオス引き渡し式②.jpg
ドンボシ変電所に設置されたオシログラフデータ記録装置
(手前一番右のベージュ色の機器)

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■ラオス人民民主共和国基礎データ
・国土面積:24 万平方キロメートル(日本の本州と同程度)
・人口約752.9万人(2022 年, 世界銀行)
・人口1 人当たりの国⺠総所得(GNI) :2,310 米ドル(2022 年, 世界銀行)